Written by かおちゃん

恋とボルバキア観て来ました。

ジェンダー

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先日、「恋とボルバキア」という映画を観て来たよー。

観る前から、ものすごく期待していたので、とにかく、本来の自分の姿で観たいと思い、仕事帰りにチャチャっとメイクして、普段からレディースもの着てるけど、仕事はパンツスタイルなので、途中でスカートに着替えて100%女の子モードで、ポレポレ東中野 まで行ったの。

わたし、いつでもどこでも女の子になれるように、カバンにはいつも、化粧道具一式とスカートをきちんと入れてます。

なので、こういう時に役立つんだよねー。

ちょっとだけ上演時間に遅れたけど、ダッシュで滑り込んだ。

で、座って、すぐにその世界に惹き込まれた。

だって、わたしみたいな人が次々と出てくるから。

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いわゆる、テレビでよく見るような「おネエ」とは全っ然違う、リアリティのある登場人物。

しかも、誰しもが自分の人生に戸惑い、悩み、でも、必死で自分らしく生きようとしている。

登場人物は、年齢もバラバラだし、育った環境も生き方も異なる。

中には、50代の方で女装されている方もいた。

その方が、仕事終わりにお風呂に入り、すごく幸せそうな表情をしているのが、とても印象的だった。

何歳になっても、自分らしく生きようとする姿に、心震えた。

内容については、これ以上触れたくないし、触れるべきでないと思う。

あなた自身が自分の目で観て、そして考え、感じて欲しい。

この映画は、本当に優れたドキュメンタリー映画。

正直、わたしには重すぎる内容で、観終わった後は、色んな感情と思考が交錯し、ちょっと混乱状態になった。

どの登場人物にも自分が重なった。

そして、彼らの苦悩が手に取るように分かった。

だって、どれもこれも、わたしが経験してきたことと、本当に重なるから。

登場人物に怒りを覚えたりもしたけど、それは自分が過去に同じようなことをしたから。それは、つまり、自分への怒り。

見ていて辛かった。

だけど、これは、別にLGBTQとか、そういうことじゃなくて、「人はいかに生きるか」というテーマの映画だと思ったの。

与えられた条件、環境、そして、マイノリティーな性別を抱えて、どう生きるか?

わたしは、わたしなりに苦労も幸せも噛みしめながら生きてるし、それは皆同じ。

途中、わたしの中の感情がかき乱されたことも度々あったけど、そうまでなったってことは、この映画が本物だから。

みんな、自分なりの生き方や幸せを求めて必死で生きている。

そして、それが美しい。

この映画は、会社のAllyを名乗る純女さん二人にも勧めた。一人は確実に観に行ってくれるようなので、後日感想を聞いてみたい。

彼女たちには、この映画がどう映るのか、興味津々です。

 
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