Written by かおちゃん

鴨川を歩くわたしの休日──ノンバイナリー会社員の京都ライフ

ジェンダー

こんにちは!かおちゃんです。

普段は京都で会社員として働きながら、ノンバイナリーとしての自分らしさを大切にして暮らしてます。
今日は、10月の三連休最終日に鴨川を歩いたお話を、ちょっとだけ綴ってみるね。

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「わたしらしさ」で歩く鴨川

朝はゆっくり起きて、気温は26℃。秋の風が心地よくて、ふと思いついてお気に入りのスカートをはいて、軽くメイクして、鴨川へお散歩に出かけました。
ノンバイナリーな自分らしい格好でお出かけするのって幸せ。

鴨川の風は本当に気持ちよくて、最初はちょっと歩くだけのつもりだったのに、気づけば五条大橋を越えて、四条、そして三条まで歩いちゃった。
途中で汗をかいてメイクが崩れちゃったけど、それでも歩き続けたのは、鴨川の景色があまりにも美しかったから。

幸せそうな人たちに囲まれて

四条大橋のあたりは人がいっぱい。鴨川沿いには、まるで約束でもしたかのように等間隔で座る人たち。日本人だけじゃなく、インバウンドのカップルもたくさんいて、みんな幸せそうにくっついて座ってた。

そんな光景を見ていたら、わたしも自然と笑顔になって、心がふわっと軽くなった気がしたよ。
そして、私もこうして自分らしく過ごせる時間があることに感謝してる。

なので、わたしも疲れてきたし、ちょっとだけ座ってみたよ。

座ってぼーっと鴨川の流れを見てたら、なんかすっごくいい気分になった。

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ノンバイナリーとしてのわたし

「LGBTQプラス」という言葉が少しずつ広まってきた今でも、ノンバイナリーという存在はまだまだ理解されにくいと思う。

わたしは男性として生まれ、女性が好き。でも、心の性はどちらでもなく、どちらでもある。
そんなわたしが女性ものの服を着て、メイクをするのは、表現する性が女性だから。

でも、わたしは女性になりたいわけじゃなくて、綺麗になりたい。
そうやって「わたしらしく」生きたい。

誰かの期待に応えるためじゃなく、自分の心に正直に、優しく、明るく、前向きに。
それが、わたしがノンバイナリーとして選んだ生き方なんだよね。



鴨川が教えてくれたこと

三条大橋では、池田屋騒動の刀傷が残る擬宝珠を見て、歴史の重みを感じたよ。

その後、Google Mapsで偶然見つけた六条河原処刑場跡。

今は草が生い茂る静かな場所だけど、かつては命が奪われた場所だったと思うと、なんとも言えない気持ちになりました。

でも、そんな場所も、今は平和な散歩道の一部。

過去の痛みを抱えながらも、今を生きる人々の笑顔がそこにある。
それって、わたしたちLGBTQプラスの生き方にも、どこか通じるものがある気がするかも・・・なんて考えてた。

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歩いた14,000歩と、心の距離

結局、わたしは14,000歩も歩いちゃった。

汗だくにはなったけど、心はすっきり。

鴨川を歩いたことで、わたしは自分自身と、そしてこの街と、また少しだけ距離が縮まったような気がしたよ。

この日のお散歩は、YouTubeにもアップしようかなと思っています。

わたしのように、ノンバイナリーとして生きる人が、少しでも「自分らしく」いられる時間を持てるように。
そして、LGBTQプラスの仲間たちが、もっと自由に、もっと幸せに暮らせる社会になりますように。

最後に

わたしは、これからもノンバイナリーな自分に素直に生きていきたいな。

誰かに認めてもらえなくても、自分自身を大切にしたい。

大好きなお洋服を着て鴨川を歩くことも、わたしにとっては「わたしらしさ」のひとつ。

LGBTQプラスの世界は、まだまだ誤解も偏見もあるけれど、わたしたちは確かにここにいて、笑って、泣いて、歩いてる。
そんな日常のひとコマが、誰かの勇気になったらいいなぁ。

またいつか休みの日に鴨川を歩こう。