Written by かおちゃん

わたしの自分史:保育園~小学生編 その1

ジェンダー

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以前から色々と影響を受けている、ALAさんのブログをずーっと紹介したくて、
ズルズルと時間が経っちゃった。。

特に、この過去話はすっごく共感できたし、
毎回とっても楽しみに読んでました。

ALAさんのブログ

それで、わたしも自分史ってものを書いてみようかと。。

これまでにそれっぽいことは何度か書いてきたとは思うんだけど、自分のためにも改めてまとめてみようかなと思いました。

書き始めるまでに半年くらい経っちゃったけど、わたしの自分史スタート!(・∀・)

多分、長くなるから、少しずつ区切って書いてくねー。

まずは、保育園~小学生編 その1です。

わたしは物心ついた頃から、自分の性別に対して違和感を持ってた。

妹もいたし、幼馴染もいとこにも女の子が多く、彼女たちを見ていて、まず最初の違和感は洋服が違うこと。

最も大きな違いは、彼女たちはいつもスカートを履いていて、自分は履けない、というか、履かせてもらえない。

保育園や幼稚園のイベントでも、女の子はスカートが指定されていて、自分はいつもズボン。

彼女たちとは、いつも一緒に遊んでいるのに、自分はなぜか違う扱いを受ける。

「男の子」という型にはめられていく。

子供ながらに、身体がそうなんだから、そうなるべきだって頭で理解しようとしていた。

だけど、女の子はあんなに可愛い服を普通に着れるのに、自分はなぜ着れないのか、着ちゃいけないのか…

とにかく羨ましかった。

妹も生まれて、余計そう思うようになった。

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年齢で言うと、4歳くらいの時にはすでに自分の性別に違和感を覚えていて、小学校に上がる6歳の頃には、その違和感はすごくはっきりしていた。

わたしの通っていた小学校は、男の子は詰襟の学ランで女の子はセーラー服。

わたしは、自動的に学生服があてがわれて、周囲からも、男の子としての型にどんどん当てはめられていく。

そして、放課後の部活は、友達の誘いを断りきれず、2年生くらいからサッカー部に。

もう、典型的な男の子になっていった。

かろうじて親から習わされたピアノだけはやっていたけど、そのことは人には言えなかった。

ピアノは女の子がするものだという周囲からの目もあり、ピアノ教室に入る時は、とにかく、周囲を見回して、誰にも見られないようにして通っていた。

別にピアノが好きだったわけじゃない。

先生も怖かったし…

発表会では、女の子はキレイなドレスを着てるのに、わたしは半ズボンに蝶ネクタイ。

屈辱だった。。

そして、ピアノ教室では、たった1人の男の子ということで、友達もできず、結局、5年生になって辞めた。

その前年、わたしが4年生の時に、妹が新一年生として同じ小学校に入学。

つまり、わたしが憧れていたセーラー服デビュー。

入学前、地元の洋品店に制服の採寸に行って、新品のセーラー服と共に帰って来た。

そして、家族の前でお披露目。

スカート嫌いな妹も、初めてのセーラー服と小学校入学に喜んでいて、まんざらでもない感じ。

セーラー服着て、お決まりのポーズ。

クルッと回って、プリーツスカートもその動きに合わせてフワッと回るはずなんだけど、しつけ糸がついてたから、そうはならなかった。

とにかく羨ましかった。

なんか、セーラー服を着て、どんどん女の子になっていく妹への嫉妬がすごくて、それ以上見てらんなくなった。。

そして、わたしは、どーしてもセーラー服が着たくなり、家族が留守にしてる時、「トンボ学生服 女子通学服」と書かれた黒い箱を開けた。

なんか、宝箱を開けてる感覚だった。

でも、同時に、男の子が絶対にやってはいけないことをしようとしていることに、ものすごい緊張と罪悪感を覚えて、心臓のドキドキが止まらなくなった。。

そして、新品のセーラー服と、まだしつけ糸のついたプリーツスカートを取り出した。

スカートを履く方が罪悪感が大きかったから、まずはセーラー服に袖を通した。

4年生のわたしが1年生の制服を着るには、少し小さかったけど、何とか入った。

そして、スカートを手に取る。

多分、これを履いたら、自分はもう戻れなくなると思って、しばらくスカートを持ったまま動けず。。

やっぱり履きたい!

しかも、このチャンスを逃すと、しばらく着れなくなる。

ようやく意を決して、ズボンを脱ぎ捨て、スカートに片足を通す。

もう片足を通して、ウエストのチャックを閉め、ホックを留める。

胸のドキドキは最高潮。

新品のセーラー服の着心地と、プリーツスカートが、サラッと肌に優しく触れる感触。

初めての体験。

即座に全身を鏡に映す。

女の子の制服に身を包んで、恥ずかしさと罪悪感で、顔を真っ赤にした自分がいた。

とうとう、禁断の扉を開けてしまった。。

でも、それ以上の幸福感と充足感も感じた。

やっぱり、自分だってセーラー服着て学校に行きたい!

こうして、わたしも妹と一緒な時期にセーラー服デビューを果たした。

続きは、わたしの自分史:保育園~小学生編 その2 で

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