ボヘミアンラプソディー観てきた。
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この前、「ボヘミアンラプソディー」見てきたよ!
ホント、良い映画でめっちゃ感動した!
フレディー・マーキュリーの人生の紆余曲折で、一旦、女性と結婚したけど、自分の本当のセクシャリティーに気付くところとか、超共感。。
わたしも、女性と付き合ったり、今の奥さんと結婚した時、「これで、きっと普通の男性になれるんだろーなー」って思ってたけど、全然無理だったしね。(^▽^;)
映画の中で、奥さんとの微妙な距離を取る瞬間とか、わたしとは違うんだけど、でも、なんか、その感覚が分かったの。
わたしの場合は、奥さんがわたしに男性を求めて、わたしも応えようとするんだけど、そういう時に限って、声が高くなったり、しぐさが女性になったりと、うまく行かないわけ・・・。
そういうすれ違いが、色んな誤解とか不信感を生んだりするんだよね。
まぁ、それでも長年一緒にいると、心底分かってくれたかどうかは謎なんだけど、わたしがいわゆる「男性」とは全く違う生き物だってことは理解してくれたみたい。
子供たちは、わたしのことをトランスジェンダーだと思ってるみたい。
だから、ジェンダーについて真剣に話そうとすると、なんか変な雰囲気になって、聞きたくなさそうな感じになるから、無理に説明してないの。
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でも、わたしは下着も洋服も女性ものしか着ないし、それを奥さんや子供たちと共有してるって、世間一般的には、かなり特殊な家庭だと思う。
パパの洋服ダンスには何枚もスカートがあるとか、下着の入ってるところを開けると、女性用のショーツとか1分丈のボクサーパンツばっかりとか、普通は考えられないと思うしね。(´艸`*)
なので、毎日そういう格好してると、もはや「女装」じゃない。
だって、女性を装ってるって感覚ゼロだし。
これがわたしの普通。
さすがに仕事じゃスカートは履かないけど、メイクも化粧下地にファンデーション、そして、眉メイク、ノーズシャドウくらいまではやってる。
あ、あとピンクベージュのリップクリームもね。
ホントはアイシャドウとか、つけまとかもちゃんとやりたいけど、そこまでやっちゃうと、色々と物議を醸す可能性大だから、平日はやってないよ。
でも、少なからずそういうスタイルを貫いていると、周りも「そういう人」だって思ってくれるようになる。
つまり、周囲にもそうやって少しずつ慣れてもらうの。
それを続けた結果、大分、自分らしく生きやすくなったよ。
フレディー・マーキュリーと比べると、ずいぶんスケールの小さな世界で生きてるわたしだけど、でも、映画の中で出てきた結婚や、親しかった友人との決別などは、わたしも体験してきたことだから、めちゃくちゃ響いた。
そして、共感し過ぎて辛くなったりもした。。
映画では、友人や家族とまた一緒になってハッピーエンドになるけど、わたしの場合、友人とは今も決別したまま。
まぁ、でも、それも人生だよね。
昔の友人はみんな、わたしのことは、女装趣味の変態だと思ってる。
でも、将来的に、もっともっとLGBTQに光が当たることで、理解が進むかも知れないけど、それでも、彼らが真にわたしのことを理解してくれるかどうかは分かんない。。
女装趣味って言われても、趣味なんかじゃない。
わたしは、幼少時代からずっと、女の子と同じ格好で生きたいと思ってた。
でも、身体には、基本的に違和感はない。
「基本的に」って言うのは、心が女性側に揺れてる時は、ホルモン打ったり、大切なところを切ってしまったりしたくなることもあるから。
でも、通常は、今のままでも大丈夫。
元々体毛も生えないし、胸だってちょっと出てるからね。
中学生時代は、それで馬鹿にされたけど、今は、メイクしてスカート履いて外出したりするから、そんな体質がすごく役立ってる。
奥さんには、
「あんたヒゲもすね毛も生えなくて良いよねー。ってか、胸もAカップくらいあるんじゃない?」
って、後ろから胸を揉まれたりする。。(>_<)
だから、ウチの奥さんも、ずっとわたしが普通の男性とは違うことを感じてたみたいね。
たまに、
「あんたさー、もう下取っちゃったら?引っこ抜いてあげようか??」
なんてジョークも言われる始末。。
でも、スカート履いてたりすると、それはそれで違和感やショックを覚えるみたいで、
「わたしの前でスカートは止めてくんない?」
って言われる。
でも、なんだかんだで一緒にいてくれるウチの奥さん。
めっちゃ厳しいけど、超ツンデレな奥さん。
だから、わたし、
「愛してるわよ。」
って、いつも思ってる。
わたしより全然キレイだし、いつも羨ましいって思ってる。
そして、わたしの性的指向は女性で、それは揺らぎない。
だから、フレディー・マーキュリーみたいに別れてしまうことは、ないと思ってる。
もちろん、奥さんが嫌で耐えられなくなったら、どうなっちゃうか分かんないけど、でも、わたしはいつまでも一緒にいたい。
ちょっとプライベートな話になっちゃったけど、そういうことも含めて、いろいろと考えさせられたり、感情が動いた映画だった。
あなたがセクマイでも、そうでなくても、是非、映画館で見て欲しいなぁ。
そう思える秀逸な映画だった。
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