Written by かおちゃん

わたしの自分史:保育園~小学生編 その2

ジェンダー

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前回に引き続き、自分史書いてみたよー。

これ、書くのはそれほど時間かかんなかったんだけど、このあたりからだんだんと精神的に辛くなってきて、アップするまで時間が掛かっちゃった。。

というわけで、自分史:保育園~小学生編 その2 です。


妹は、当然ながら、セーラー服を着て学校に行くようになった。

でも、妹はスカートが大嫌い。(笑)

それが羨ましくて、羨ましくて、どうして自分はは男の子に生まれてきたんだろうって、苦しくなった。

そして、5年生くらいになった時、ある日、
妹が突然、何かのきっかけで、

「お兄ちゃんさー、わたしのセーラー服着てよー!スカートもだよ。」

って言い出した。

なので、そんな夢のような申し出を断るはずもなく、一応、お約束の少しだけ嫌がる素振りをして、

「仕方ないなー」

とか言って、やる気マンマンでセーラー服を借りた。

まさか、妹公認でセーラー服を着れる日が来るなんて、夢にも思ってなかったから、天にものぼるような気分だった。

1人で着た時よりも、初めて人に女子制服を着た姿を見られることで、さらにドキドキした。

とりあえず、その場でサッサと着ているものを脱ぎ、ブリーフだけの姿になる。

妹前だから、そこまでは大して恥ずかしくない

そこから、セーラー服の上着に袖を通す。

妹は、笑いながら興味深々で見てる。

そこから一気に緊張が走る。

「はい、じゃ、スカート履いて!」

妹からスカートを受け取り、緊張で震えながら、スカートを履き、ウエストのホックを留める。

「お兄ちゃん、セーラー服似合うーーー!」

妹にそう言われて、恥ずかしくて赤面しながらも、嬉しさがこみ上げてくる。

今思うと、妹には兄と弟だけだったので、姉妹が欲しかったんだと思う。

それから、わたしは定期的に妹の制服を借りて着れるようになった。

もちろん、他の家族には見せられないけど。

それでも十分幸せだった。

でも、それと同時に、自分はとんでもない変態になってしまったのではないかという罪悪感がどんどん心の中に積み重なって行った。

男の子としての正しい道を踏み外してしまった自分。

愛情こめて育ててもらっている両親にも申し訳なくて辛くなった。

それが、自分に対して感じる存在悪のはじまりだった。

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